はじまりの朱き夕陽に 雲隠れした私 気付いてほしくて シルエットさえも 照らす 一つの愛の魔法を 唱えたのは私…… 本当は好きなのに 好きとは言えずに なのに……… あなたは………… 壁を造り 閉じ込めようとする これ以上 何もかも 投げ捨てて 待ちたくはない なのに……… あなたは……… 優しい言葉で 私を壊していく 終わり行く 恋の爪跡は 真実さえも 真実ではない もう決まってたことなのに………… 私は…………… [九条]

想いの矢の 行く末は 脆くて そして鈍くて 跡形なく 模様だけが 残る 私には この蒼空が いつも灰色に見えた飛び出した 過去から 逃げたくて でも逃げれなくて………ふたつの鼓動が 鳴り止まなくなるまで息を潜めては 舞い散る 私がいる…… 飛べない蝶の 哀しみの声は 誰にも 誰にも…… 届かない………

去り行き際に キスをした 解らなくなるくらい真っ白で あなたを 忘れるためにず〜と言いたかったんだ……… 私の事 愛してくれた？……あなたにずっと 聞けなくて… 本当は 辛くて辛くて 泣いてたんだよ… 愛すより 愛されたかった……愛して欲しかった…… もう疲れたよ…… もういいよ……

いつかの雨が 理由も言わずに 降り続いて 何度も 泣きながら 叫んでたんだ 誰かに 気づいてほしくて 全てが ふたりの居場所だった 冷静なものが 崩れた顔のままで 必死に耐えながも 光り続けてる そんな居場所に 君と僕はいたんだ また遭えることを 指先に祈りつつ 君を待ってる この居場所で

ここに 君と僕が 混じり合える しるしを刻み込む その全てを 今も ずっとその 先の未来にも 君と僕が 愛し合ったこと そして 別れたこと 消えない しるしとして ここに置いておく 君の存在が 全てだった……… 他に何も要らなかった…… ただ……… ごめんね……tiara………

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